矢倉沢関所跡

住所 神奈川県南足柄市矢倉沢

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概要

県道から分かれた旧街道の集落は「関場」と呼ばれています。語源は当地にあった矢倉沢関所のあった集落ということでしょう。江戸幕府は江戸の西方を防御するため東海道の箱根に関所を設けましたが、その東海道の脇街道5カ所にも関所を設けました。根府川(小田原市)、仙石原(箱根町)、川村、谷峨(山北町)そして矢倉沢関所です。江戸時代前期の貞享3年(1686年)の記録によると矢倉沢関所には侍2人・番卒3人・足軽2人・中間1人という人員配置の記録が残ります。関所制度は明治5年に廃止されますが、現在の関所跡の御当主は最後の御定番の子孫の方です。関所時代の石垣、門柱の礎石が残り、石碑が建っています。関所の関本側には「橘屋」「釜成屋」「江戸屋」「大和屋」「常陸屋」という当時の旅籠屋などの屋号を持つ家も残っています。

アクセス情報

電車・バス:伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅よりバス「東山」5分

車:東名高速大井松田ICから15分

駐車場

なし