岩原城址
住所 | 神奈川県南足柄市岩原 |
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概要
室町時代、駿河御厨地方(裾野市、御殿場市、小山町)から相模に進出した豪族大森氏が西相模にて小田原城とともに重視した城です。関東管領扇谷上杉氏の重鎮であった名将大森寄栖庵氏頼は晩年この城で没したと伝わっています。北条早雲の半生を描いた司馬遼太郎の作品「箱根の坂」にも“岩原の館”として登場します。遺構は2つ郭と堀跡が確認できますが、殆ど残っていません。昭和40年代前半(1960年代後半)まで空堀が残存していましたが、宅地造成によって姿を消しています。遺構は姿を消しましたが、城址周辺には寄栖庵墓ほか大森一族にまつわる史跡も多く残っています。近年、城西側尾根に残る沢を竪堀遺構とする説もあり、沼田城と同様に戦国期に使用していた可能性があります。本格的な発掘が望まれる城跡です。
アクセス情報
電車:伊豆箱根鉄道大雄山線「塚原駅」下車10分
車:東名高速大井松田ICから20分
駐車場
なし
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