春日山城跡
住所 | 神奈川県南足柄市内山 |
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概要
室町時代、駿河御厨地方(裾野市、御殿場市、小山町)から相模に進出した豪族大森氏が西相模で最初に対峙したのが12世紀末からこの地を治めてきた河村氏です。河村氏の本拠である河村城(山北町)の酒匂川をへだてた内山の地に春日山城は築かれました。この城は、内山地区集落の舌状の台地が北東側に延びた先端部に築かれ、酒匂川、内川に三方を囲まれた天然の要害でした。台地の先端部より200m程の地より幅20mと極端にくびれた部分があり古くから「鵜頸」と呼ばれており、「鵜頸の城」という別称はここが語源となっています。大森氏、河村氏両者の攻防は半世紀にわたり、その後永享10年(1438年)に大森氏は河村城を攻め落としました。その後大森氏の滅亡とともに廃城になったと伝わっています。大正年間に建設された東京電力の発電所とその流入水路によって遺構は失われていますが、公図による堀切想定部分には水路の橋が架けられています。
アクセス情報
電車・バス:小田急線新松田駅よりバス「大口」下車10分
車:東名高速大井松田ICから15分
駐車場
なし
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